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ボランティアを始めるために
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目の不自由な人が安全に歩く方法はいくつも考えられます。
まず、一人で歩く方法には……
1)白杖による歩行
2)盲導犬による歩行
3)電子機器を活用した歩行
などがあります。
また、目の見える人が一緒に歩く方法として
4)「手引き」による誘導が考えられます。
いずれも様々な個人の能力を発揮できるように、練習や時には訓練が必要になるでしょう。
この中で「手引き」による歩行はご本人の努力はもちろんですが、誘導する人(手引き者と呼びます)が安定した技術を修得していると、たいへんスムーズな歩行が可能になります。
それでは、目の不自由な人を安全に誘導する「手引き」の方法を一緒にまなびましょう。
手引きの基本は「自然体」です。身体も心も自然に、リラックスしていることが大切です。
二人分の幅を確保できない所では、次のようにします。
トイレの説明は手短に、素早く、が原則です。言葉がうまくでてくるように、必要な情報提供の練習を普段からしておきましょう。
タクシーに限らず乗用車を利用する時の方法です。
劇場や会館の中では、階段、ドア、狭いところ、座席への誘導などの方法を利用して案内しましょう。
劇場の座席へ誘導する時は
喫茶店などでは、ドア、狭いところ、座席への誘導などの技術を用います。
視覚障害に関連して様々な誤解があります。たとえば感覚が鋭いとか、耳がいいとか。でも、それはみなさんにも備わった能力のはず。見えない分視覚以外の感覚に託した生活をしていると、当然みなさんより活用できるようになっているだけです。
ですから、見えないからといって、特別に考える必要はないのです。
ここに記した「手引き」の技術は、決して難しいものではありません。肩の力を抜いて、自然体で接していただければ良いのです。どう接していいか分からない場合は、ご本人にお聞き下さい。そうすれば会話もはずみ、楽しい時間がもてるでしょう。お互いに気持ちよく接することができるはずです。
「視覚障害」は簡単に理解できない課題かもしれません。でも、目の不自由な人たちはあなたの隣にもいるのです。一緒に歩み続ければ、きっとお互いに理解しあえることでしょう。
どうぞ、一声かけてみてください。
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