HOME > 福祉救援ボランティアマニュアル > 福祉救援ボランティア活動に参加する人のために:福祉救援ボランティア活動に参加するには・専門的救援との違い
ボランティアを始めるために
ボランティア募集・活動団体
ボランティア活動をすることに資格はいりません。だれもが自分の意志と責任で参加できます。ただ現実問題として、仕事を休めるとか、職場や家族の理解があるなどの環境がなければ参加できないことも確かです。
被災地のボランティアに参加しようと思ったならば、率直に家族や職場の同僚、上司に相談し、賛同、応援してもらえるように働きかけましょう。また、学生であれば、講義や授業の履修の問題もありますので、担当教員や学生課、教務課などに参加の意向を伝え、参加した場合の出席の取り扱いについての確認を行いましょう。災害時のボランティア活動の場合、講義に出席したものとみなす大学等もあります。
さて、ボランティアとして活動しようと思ったならば、参加の方法はいくつかあります。
いずれにしても、地元の市町村や社会福祉協議会のボランティアセンターにまず問い合せて、情報を入手して下さい。
災害時には、消防や警察、場合によっては自衛隊などがそれぞれ専門的な活動に従事します。また、避難所の設定や食料品の供給なども行政の仕事として行われます。これらの活動や日本赤十字社の医療活動などは災害救助法などの法律や制度に定められた組織的な活動です。また、ボランティアの医師や看護婦、土木・建築技術者などの有資格者が専門的な知識・技術を生かして行う活動もあります。専門的救援は、ボランティアが取り組もうとしても力が及ばない分野の活動です。
福祉救援ボランティアは、だれもがその気になれば参加できる活動で、特に災害に弱い障害者、高齢者、児童、乳幼児など、非常事態への適応が難しい人々のかたわらにあって、その方たちの人間性と尊厳が守られるように活動します。ボランティアは画一的で均等なサービスの提供を目指すのではなく、被災した個々の人々のそれぞれの状況に着目して、「必要な時に、最も必要な人に、必要な支援を」行います。この点が、公平性を原則とする行政の活動とは異なっています。同時にこれが災害時のボランティア活動のやりがいや強い魅力となっています。
岩手県社会福祉協議会
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