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ボランティアの楽しさ

ボランティア活動に参加したい気持ちがあるのですがなかなか時間が取れません。

まず、思い切って関心のある活動に参加してみましょう。

ボランティア活動は「自由意志に基づき、主体的に、他者が生活をしていく上での困難や社会が存続していく上での困難、またよりよい社会づくりへの必要性に心が動かされ、共感し、それらの解決や改善、実現のために個人がもっている内発的な力を発揮すること」とあります。

ボランティア活動は「相手がどう感じるか」と「どうすれば良いか」を常に考えることであり、「想像力」と「創造力」が求められます。みなさんの“ボランティア”という言葉のイメージは、もしかしたら「崇高なもの」「特別なこと」「奉仕の精神」などを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、これまでに出会ったボランティア活動者の多くの人に共通する点は、

1. あまりボランティアとして意識していないこと
2. 自分が楽しいから活動していること
3. 多種多様な人たちとめぐり合えることで自分自身が成長できる

この３点です。これはボランティアの本質を言い当てているポイントではないでしょうか。そしてボランティアという行為が「非日常な行為」ではなく「日常的なもの」として普通に捉えているのでしょう。迷っているならば、経験する前にあれこれ考えるよりも、まず行動してみましょう。そして必ず手をつないで歩いてくれる仲間、背中を押してくれる仲間がひとり、ふたりと増えていくことで、楽しさが見つかるはずです。

岩手県社会福祉協議会ボランティア・市民活動センター
所長　畠山　泰彦

（ 第1章　執筆者一覧 ）

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