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ボランティアコーディネーター

ボランティアセンターには“ボランティアコーディネーター”という人がいますが、どんなことをしているのですか？

ボランティアコーディネーターは、人と人、地域をつなげ、そして地域のボランティア活動を進める役割をしています。

ボランティアコーディネーターとは？

ボランティアセンターでは、「ボランティア活動がしたい」という相談や「ボランティアを募集したい」、また現在活動中のボランティアの方より「活動で困っていること」についての相談など、あらゆるボランティアに関する相談を受けています。ボランティアコーディネーターは、その相談の中で、ボランティア活動を紹介したり、ボランティアの募集に協力したり、ボランティア活動へのアドバイスなどを行い、人と人、地域を結びつけるいわゆる「コーディネート」する役割をしています。
また、地域で今、何のボランティア活動が必要なのかを知り、そして多くの方がボランティア活動に取り組めるように、また現在活動中のボランティアの方がステップアップするために、ボランティア講座や研修会を企画、開催したり、さらには広くボランティア活動の情報を地域の皆さんにお知らせしたりすることもボランティアコーディネーターの重要な役割です。

被災地における災害ボランティアセンターでの業務

記憶に新しいところでは、新潟中越沖地震の際に、現地では災害ボランティアセンターが開設され、県外からも多くのボランティアが駆けつけました。災害ボランティアセンターでのボランティアコーディネーターの役割として、ボランティアを受付、派遣するコーディネート業務があります。ボランティアに駆けつけた人は助けたいという思いが強く、踏み込みすぎてしまう場合があります。コーディネーターとして、現地ではボランティアに何を求めているのか（ニーズ）をしっかりと把握し、被災地でのボランティア活動を支える役割があります。

地域活動をコーディネート

普段から、地域で活躍されているボランティアの方や地域の人との関わりを大切にし、新しい出会いや発見をしながら、それを地域で生かした活動へと導くために、またより多くの皆さんが地域でボランティア活動が出来るための環境作り、地域づくりを進め、地域を「コーディネート（創造）」することもボランティアコーディネーターの重要な役割です。

宮古市社会福祉協議会　ボランティア・市民活動センター
ボランティアコーディネーター　伊東　由美子

（ 第1章　執筆者一覧 ）

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