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個人のボランティア活動

個人でもボランティアに参加できるものかと悩んでおります。

できます。
その気持ちこそボランティアとしての第一歩です。

私は自他とも認める中年サラリーマンでした。自分を知り、人の質を知った時に何か片肘を張らず生きられる楽しさを感じ、個人だからボランティアはできないと自分を責めなくても良いと知り、ボランティアをしていくうちに次にあげるような移り変わりがありました。

（１）ボランティアとしての意識

意識がないまま参加した事例として、地域での清掃・防犯活動の応援、祭り・各種イベントの手伝い、福祉施設の介助補助があります。明確な目標もないまま参加しましたが、色々なことをして「してもらって嬉しい」「してあげて嬉しい」、この「嬉しさの気持ち」が質として現在のボランティア意識の原形になりました。

（２）勤労者ボランティアとしての自分の変化

自発的に参加した自分にこんな変化が見えました。普段の生活が計画的になる、色々な人との出会いが新鮮に感じる、仕事や家庭での物事の判断に選択肢が増えた、社会や人に対する「おもてなしの心」が自分の質となった、悪いことも全て前向きに見られる心の幅が出てきた等の変化がありました。

（３）個人ボランティアとしての活動

必ずしも団体に属さなくとも自分の場があります。「これなら出来る」「私にも出来る」というこの考えが自分を豊かにし、無理をしなくても良いのです。「私はこれが出来ます」「私で良かったら手伝います」「これからも応援します」「何かあったら声をかけてください」、こんな言葉がこれからの人生の中でボランティアとして行動するスタートだと思います。

（４）退職後とボランティア

今春定年退職をした私は“ユニバーサルサービス”を普及するボランティアをする予定でおります。人が困っている時にどうサポートすれば良いかみんなで考え仲間を増やしていきたいと思います。あなたもボランティアとして気軽に参加してみませんか。

キャップハンディいわて
盛岡市先人記念館・教育普及ボランティア
佐藤　裕弥

（ 第1章　執筆者一覧 ）

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