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ボランティア活動をはじめよう

ボランティアをやってみたいけど、自分に合ったメニューは？

こんな問い合わせが、年齢・性別に関係なく増えてきました。隣近所の支えあい活動が低調になってきた近ごろ、１人でも多くの方がボランティア活動に参加されることが求められています。
本項では、手始めとしてつまずかない為のボランティア活動の探し方（入口）について紹介します。自分にフィットした活動を探し出す際に、どんな事柄がポイントとなるのか、実際のご質問を例にご紹介したいと思います。

Ｑ『いろんな活動があるけど、自分にできるか自信ないな〜』

Ａ『たしかに新聞や冊子には、先駆的で素晴らしい成功例や技術系活動の上級者編が掲載されることが多くあります。しかし身近なボランティア活動は、もっと普段の暮らしのなかに根付いています。肩肘はらず、誰かが誰かのお手伝いをしている・・・そんな助け合いが身の周りにないか、駅やスーパー、病院などといった町中で注意してみることも大切です。自分の暮らす地域に目をむけることはひとつのポイントとなっています。』

Ｑ『ボランティア活動は楽しいけれど、サークルの人間関係が足かせに・・・』

Ａ『人との関わりが苦手な方にはボランティアはむかないのでしょうか？決して、そんなことはありません。図書の整理や、手紙の代読、切手類の収集やリサイクルといった、一人でもできる活動はたくさんありますし、傾聴活動のように単独が条件の活動もあります。ご自分の性格や得手、不得手を認識することも重要なポイントですので、頑張らなくてもやれちゃう活動を一緒に探しましょう。』

Ｑ『参加してみたいけど、活動時間帯が合わないな〜』

Ａ『〜しながらボランティアをしませんか？ウオーキングやペットの散歩をしながらのスクールガード（防犯）や通勤途中のゴミ拾い、得意な楽器を生かした音楽療法、といった習慣や趣味を生かしたボランティア活動が参加しやすさ、といった面から注目されています。忙しい現代人のボランティアモデルとして確立してゆくのかもしれません。』

ボランティア活動の内容も参加動機も多種多様で、類型はあっても定型はありません。ボランタリー活動は社会の様々な変化と一対であるからです。
今後ボランティア活動を続けてゆくうえで、様々な課題や困難に出くわすことも想定されます。時には戦略を必要としたり、時には歯を喰いしばる場面もあるかもしれません。どうぞそんな時こそ、私たち社会福祉協議会ボランティアセンターをご活用願います。
ＶＣは、皆さんと共に歩み考え、多様な機関の協力を基にバックアップさせていただきます。ボランタリー活動こそは、住み心地の良い地域づくりや笑顔あふれる近所付合いに必要な潤滑油と信じて。

釜石市社会福祉協議会
主任　菊池　亮

（ 第1章　執筆者一覧 ）

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