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ボランティアを始めるために
ボランティア募集・活動団体
「いのちの電話」は、さまざまな問題をかかえながら、不安と孤独に悩まされている人と電話により心を通わせ、「よき隣人」になりたいと願う市民のボランティア活動です。
いのちの電話は、1953年ロンドンで一人の少女の自殺をきっかけに、孤独に悩む心の話し相手にと始められ、現在では世界の50余国の諸都市に設立されています。日本でも1971年東京に開局して以来、北海道から沖縄の49の都市に開局し、「日本いのちの電話連盟」も組織され、約8000人のボランティアが毎日電話で孤独に悩む心の思いを聴いています。
岩手県でも1991年1月に盛岡市に開局、お正月もお盆も休まずに電話を受けています。(019-654-7575)
話の秘密を守ります。その為にお互いに匿名で話し合います。
特定の価値観を教える活動ではありません。宗教や思想の自由を尊重します。
電話を聴くのは定められた研修課程を修了したボランティアです。
研修費・交通費は自己負担、報酬はありません。
センターの運営・維持はすべて市民によって行われます。財源は県民等の寄付金で支えられ、後援会の活動ボランティアが進めています。
第一課程
・「人間」の理解に必要な心理学・医学・法律等の講義を11回受講。
第二、三課程
・人間関係基礎訓練やロールプレイングで自分と互いの理解を学びます。
第四課程
・電話の実習を約1年間(4週2回・月1回研修)
・そして認定。
*認定後も、電話を担当しながら、月1回の継続研修を受ける約束をします。
研修の目的は電話をして来た人の話を、「隣人」として良く聴くためです。
それは難しいことですが、まずボランティア自身が自分と向き合い、自分を知り認めることで、電話の掛け手の悩みを静かに、心をこめてよく聴き、受け止め、支えることができるようにです。
いのちの電話の活動の中心は、この電話を聴くボランティアです。
盛岡いのちの電話では、毎年1回ボランティアの募集をしています。いのちの電話の活動を私たちの岩手でしっかり続けていく為に、是非あなたも共に学びつつ、いのちの電話ボランティアの一人になって下さい。
盛岡いのちの電話
理事長 金澤 弘幸
お問い合せ 盛岡いのちの電話事務局 019-652-4162
( 第2章 執筆者一覧 )
岩手県社会福祉協議会
地域福祉企画部 ボランティア・市民活動センター
〒020-0831
岩手県盛岡市三本柳8地割1番3 (ふれあいランド岩手内)
電話 019-637-4483 FAX 019-637-7592 Eメール お問い合せ