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点訳ボランティア

点字とは、目の不自由な人が指で触って読む、文字通り「点」で作られた文字です。点字の単位のマス（縦3、横2の6個の点）を一定の方式で組み合わせて、かな、数字、アルファベット、各種の記号類を表します。従来は点字板、点筆を使い用紙に一点ずつ打ち出して点字を書いていました。点字は手書きだけでなくパソコンによる点訳も増えてきています。

パソコン点訳とは、パソコンに点訳ソフトを導入して、点字データとして入力していく方法です。最近ではパソコン点訳が幅広く普及しています。これは修正が容易なこと、一つのデータから複数製作できること、インターネットによる即時送受信ができること、データ保存がかさばらないこと等の多くの利点によるものです。ただパソコン点訳といっても、点字用ソフトを使えば直ちに普通の文章が点字となって出てくるわけではありません。手書きでもパソコンを使っても点訳の基本は同じですから、点訳上の色々な決まりの習得の必要性は変わりません。

点字・点訳の習得方法として、岩手県立視聴覚障がい者情報センター主催の点訳奉仕員養養成講習会、市町村社会福祉協議会主催の点字スクール、地域の点字サークル・点訳奉仕サークル等への参加、点字・点訳手引書（市販図書）での独学、点字・点訳通信教育等があげられます。

最後に私たち「NPO法人　岩手点訳奉仕会」は、岩手県立視聴覚障がい者情報センターの点訳奉仕員養成講習会の修了者で組織し、主な活動としては、岩手県立視聴覚障がい者情報センターの点字図書の製作、利用者からセンターへの点訳依頼に対する点訳協力、小・中・高校生・一般までを対象にした点字スクールの講師派遣の協力等です。会員の中には、地域では社会福祉協議会やサークルでも点訳奉仕で活躍している人たちが多く見受けられます。

点訳をしてみたい方はどうぞお問合せください。あなたの参加をお待ちしています。

NPO法人　岩手点訳の会
会長　熊谷　典次

（ 第2章　執筆者一覧 ）

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