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ボランティアを始めるために
ボランティア募集・活動団体
私たちの町を代表する景勝地に日本百景「高田松原」があります。
夏には一日に8万人もの海水浴客が訪れる日もあるという、岩手県最大の海水浴場でもあります。風光明媚な高田松原の手前は、県管理の湖沼「古川沼」が隣接しており、古くはシジミ貝が棲み、海水浴後の体を洗い清める美しい湖沼であったと聞きます。
昭和25年のチリ津波地震は、当地方に甚大な被害をもたらし、沼は一変しました。
それまでは、堰堤を設置し、常時海水と真水の交換をしておりましたが、堰堤から津波が押し寄せ、地元に重大な被害を及ぼしたことから、海水を遮断するための水門が建築され、海水と真水の交換が全く出来ない状況が、40年近く続きました。
古川沼はこうして魚の棲めないへどろの沼と化していったのです。
二十年ほど前、町の有志たちが立ち上がり〜古川沼を昔に甦らせようーと市民に呼びかけたのです。飲食店関係者、町内会、公衆衛生組合、区長会、婦人(女性)団体、老人クラブ等など、111の団体がこれに呼応。「古川沼をきれいにする会」が結成され、行政を動かすまでになりました。
私たち女性団体は家庭の雑排水を出すのは、主婦であるという自覚を持つと共に、せめて食廃油は流さないようにしようーそのために食廃油の利用方法を学ぼうということから、石鹸づくりが始まったものです。
以来二十余年間、高田町女性会(婦人会)を中心に、市女性会加盟の単位会では、年間平均350リットルの廃油を利用した石鹸づくりをして、市民に無料提供しております。
当初の石鹸づくりは、古くなった市の建物を転々と移動しておりましたが、13年前、市有地に5坪ほどのプレハブを建ててもらい、ときには小学校、中学校の生徒たちと共に石鹸を作ったり、ときには学校に出向いて石鹸づくりの指導をしております。食廃油に水とカセイソーダーを加えた当初の作り方から、いまではEMや、木炭の粉を加え、さらにエッセンスを一滴注いで香りや、デザインも工夫しておりますので、ぜひ皆さんも挑戦して見てください。お越し頂ければ御指導いたします。
陸前高田市地域女性団体協議会(旧婦人会を女性会に改名)
会長 村上 末子 TEL・FAXとも0192-55-3435
事務局 小松 満喜子TEL・0192-55-2605
( 第2章 執筆者一覧 )
岩手県社会福祉協議会
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