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園芸ボランティア

私たちの暮らしている盛岡市でも市政施策の基本として「緑が文化になる町づくり」を最重点施策として取り組んでおり、その緑は市民自らが守り、育てていくものであり、それによって盛岡独自の緑の文化が熟成されていくという考えのもとに、盛岡市の緑化に取り組み、それがひいては盛岡の都市景観に潤いを与え、市民の快適な生活空間の町づくりを目指しております。

私たちの「花壇づくり活動」の拠点場所は盛岡市の中心部の岩手公園内にありました元県立図書館玄関前の花壇が「園芸クラブみどり」の活動場所であります。約60坪程度の花壇に250種類の植物が植栽され、その種類は球根類、宿根草、山野草、一年草、ハーブ類、低木等が、春から秋までのシーズンを通してそれぞれ季節の花が入れ替り咲き誇り、花壇を訪れる市民、観光客の心と目を楽しませてくれます。

私たちのクラブは、平成10年の春に、当時の精神保健ボランティアのメンバーが「障がい者と市民がふれあえるように」との目的と趣旨で結成したのがきっかけです。その後活動内容も環境ボランティアの性格が強くなり、現在は岩手公園の環境美化の一端を担い、盛岡市の緑空間におけるソフト事業の展開が主となっております。現在の会員数は20余名となっており、このメンバーを2班（月、金）に編成し、3月後半から11月30日までの8ヶ月のあいだ降雨の日を除いて毎週、月曜日と金曜日班メンバーが交替で朝9時30分から2時間に限って、植物の手入れにあたっております。例外的に年2回は全員が参加して夏、秋の植物の植え替え作業があります。植栽管理以外の活動としては、毎月第３月曜日の午前に全員が参加して作業状況のチェックや今後の活動について話し合いをする例会の開催やミニ写真展の開催、年に1回一般市民を対象としてガーデニングに関する講習会等を開催しています。さらには市内の小中学校の要請により環境ボランティアに関する勉強会にも出かけております。このような私たちの活動が認められた結果、以前に国土交通大臣より「みどりの愛護功労団体」として表彰を受けました。その他にも全国レベルのコンクールにおいて優秀賞を2回受賞する等の外部評価を受けております。

最後にボランティア活動に取り組む皆様にはっきり認識していただきたいのは、ボランティア活動とは決して趣味や遊びではありません。自発性、無償性、公共性、先駆性の4つの性格をまず理解し、決して無理はせず、約束は守り、一旦引き受けたことには責任を持ち、仲間、友人の批判はせず、お互いのプライバシーを守秘等の要件を理解、納得のうえ、できれば自分の特性、個性にあったものを探して取り組んでください。

園芸クラブみどり
代表　東野　一男

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