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ボランティアを始めるために
ボランティア募集・活動団体
矢巾町ボランティアきずなの会は、地域の高齢者や障がい者のみなさんとふれあいながら活動しております。活動20年目にNPO法人の資格を取得し、翌年から「ふれあい弁当づくり」を始めました。今なぜどこの市町村でも「宅配弁当」のボランティアをしているのでしょうか。高齢社会に対応し、だれもが高齢になっても健康でありたいものです。健康を支える食生活が家庭だけでは支えきれなくなってきたからです。
平成14年5月から「弁当づくり」を開始し、ひとり暮らしの高齢者や障害者で食事づくりの困難な人を対象に月2回第二と第四の月曜日町内50人に夕食を届けています。きずなの会は調理を担当、午後1時集合で4時には弁当を仕上げて配達ボランティアに渡す仕組みになっております。当番は40人の会員を5班に分けて8人ずつで取組み、メニューづくりには栄養的なバランスと同時に旬と鮮を心がけ、魚でも野菜でも季節感をもりこみ、おいしく食して頂くように仕上がりの彩りや味を吟味し「食は命なり」で食の安心・安全を期し、食材の購入は直接作る人の目で産地・鮮度を確認しています。ご飯は勿論、おかず五品はすべて手づくりですので衛生面での清潔さには特に気を使い、互いに注意しながらの作業となります。「料理は科学」と同時に「料理は心」と食べる人に喜んで頂けるようにと「ふれあい弁当づくり」に最も力を入れて取り組んでいる状態です。
あなた自身心豊かに生きるためにボランティアを体験してほしい…。
地域の老人ホームに「ふれあい交流」ボランティアとして、月1回定期的に会員同志で訪問、ぬり絵、折り紙、歌、昔話で2時間楽しんできますが、ホームのみなさんは「待ってたじゃ」と迎えてくれ、帰りには「また来てけろや」と送ってくれる。ここのみなさんは障がいをもちながら精一杯生きております。20年経った今でも自然に出かける気になるのはここにはたくさんの出会いと喜びと感動が待っているからです。同様に知的障がい者福祉作業所の園生とも作業協力しながら交流を続けておりますが、障がいを持った子どもらは純粋です。その都度新鮮な感動をもらってきます。こうしたボランティアには仕事や家庭とは別な世界があり、ボランティアをすることでゆとりや余裕ができ張りのある充実した毎日となるのではないでしょうか。
NPO法人 矢巾町ボランティアきずなの会
会長 出羽 英子
( 第2章 執筆者一覧 )
岩手県社会福祉協議会
地域福祉企画部 ボランティア・市民活動センター
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